4月の特別講演「それでも『ふるさと」あの日から10年』出版と写真展などのわけ」の開催のお知らせ

 2021年03月15日

東日本大震災から10年。震災翌日の2011年3月12日、福島第一原子力発電所の取材現場にかけつけたフォトジャーナリストの豊田直巳さん。

長きにわたり、その土地の人々と過ごし記録し続けてこられました。豊田さんが苦境の中で気づいた、本当に守るべきものの存在とは何かを一緒に考える機会にしたいと思います。

 

豊田直巳さんからメッセージをいただきました。

『それでも「ふるさと」あの日から10年』出版と写真展などのわけ。

2011年3月11日の東日本大震災と原発事故から始まる原子力災害がもたらしている影響は、今も続いているということ。

しかし、国策で進めた(そして現在も進めている)原発推進政策であるために、まるでもう終わったかのようにマスメディアを「使って」喧伝させれています。いわく「復興」、いわく「風評」、いわく「安全」・・・。

しかし、爆発した原発から漏れ出た放射性物質で、現在も強い放射線を放っているセシウム137の半減期は30年。つまり200年後も放射線を放ち続けるのです。その間、私たちは「分からないこと」の不安を抱え続けることになるのです。次の世代の子どもたちも、その次の世代の子どもたちも、その次の・・・・・・・。

 原発事故からの10年で分かった数少ないことの一つが、この「分からないこと」ではないでしょうか。でも、本当は分かっているのです。放射性物質は危険であるということ。分からなさは、その危険の程度であって。でも、その「分からないこと」をいいことに、まるで、あの原発震災がなかったかのように「復興」や「風評」や「安全」の言葉だけが流布されると、次の世代には何も伝えるものが無くなってしまうかもしれません。

だからこそ、私は「目に見える」形での記録と記憶を写真絵本にしたり、写真展を開いたり、映画にしたりしてきました。

それを皆さんの手で、是非、次の世代の子どもたちに、その次の世代の子どもたちに残していただけたらありがたいと願っています。

 

講師

フォトジャーナリスト
豊田直巳

フォトジャーナリスト。ドキュメンタリー映画監督・制作。長年にわたりイラクやパレスチナなどの紛争地を取材。チェルノブイリ等の取材経験をもとに、東日本大震災後は福島を中心に取材を継続、映画製作も行なう。『それでも「ふるさと」全3巻』が第66回産経児童出版文化賞大賞。平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞。

写真集、著書
『「牛が消えた村」で種をまく』(農文協2018年2月)
『福島 原発震災のまち』(岩波書店2011年)
『福島を生きる人びと』(岩波書店2014年)
『難民の世紀~漂流する民』(出版文化社2002年9月)
『子どもたちが生きる世界はいま』 など。

映画
『奪われた村-避難5年目の飯舘村民-』
『遺言~原発さえなければ』など。

 

ZOOMでの参加も可能です。

https://us02web.zoom.us/j/84218275303

 

日時2021年4月11日(日)13時〜14時半
場所アート教室
参加費無料
お申し込み0287-74-3434
主催那須まちづくり株式会社

 

 

また、今回の特別講演と合わせて「豊田直巳写真展『それでも「ふるさと」あの日から10年』」が開催されます。

豊田直巳写真展
『それでも「ふるさと」あの日から10年』

日時2021年4月7日(水)〜5月5日(水)
時間9時〜16時
場所アートギャラリー
お問い合わせ那須まちづくり広場

 

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